

どこまでこだわり、どこにやりがいを感じ、どんなことが大変なのでしょう。加茂精工で活躍中の先輩たちは、果たしてどんな働きかたをしているのか。現在の仕事内容と、それを覆してでも挑戦してみたいことを、職種毎にご紹介します。
- ボール減速機をはじめ、これまでの製品によって加茂精工は大きく躍進しました。一方で今後の数年・数十年先を考えると、変わらず守るべきコト、変えなければいけないコトが見えてきます。第一にモノづくり。品質は絶対的に守りながら、開発においては新しい発想を積極的に取り入れなければいけません。第二に販売促進。これまで半導体・液晶・設備メーカーが主な取引先でしたが、自動車や医療などの新たな業界。もしくは海外展開を更に強化しなければいけません。共通して言えるのは“既知”ではなく“未知”の領域へ踏み込むこと。柔軟な発想で、新しいことを積極的に取り入れてください。ときには現状を覆すような、心意気ある方をお待ちしています。
加茂精工 株式会社 代表取締役 社長
今瀬 玄太
愛知県豊田市御作町という所に加茂精工はあります。正直、便利な場所とは言えません。最寄の猿投駅までは車で20分ほど、一番近いコンビニでも車で10分はかかります。社員は全員車かバイク通勤なので、不便には感じていない様子。「渋滞に巻き込まれることがないから気が楽ですねぇ」なんて、むしろ快適に感じている社員もいるほどですから。周辺は見渡す限りの深緑。都会の喧騒とは無縁です。イタチ、タヌキ、イノシシ、キジに遭遇するのも珍しくありません。言うまでもなく空気は澄んでいますし、日が暮れると星が瞬きます。「時間がゆっくり流れる環境だから、モノづくりに集中できるのかもしれませんね」なんて、呑気に誰かが言っています。
※写真は工場の屋上から見える景色です。
2016年6月、NHKの人気番組”超絶 凄ワザ!SP”への出演機会をいただきました。
「究極の歯車対決」と銘打れたタイトルが示す内容は私たちのアイデンティティ”ボール減速機”と平歯車の対決。
平歯車の歴史は2,000年以上と言われています。片や我々のボール減速機は30年に過ぎません。
レギュレーション
ラジコンなどで使用される小さなモータと単3電池4本を使用。たったこれだけの動力源で30秒内に米袋を30cm持ち上げる。
クリアすれば米袋はさらに重く。脱落すれば負けです。勝者は番組のクライマックス、冷蔵庫に挑戦です。
究極の高効率伝達対決となりました。
絶対、冷蔵庫を持ち上げよう。これが今回の使命でした。
我々のアイデンティティが負けてはいけないのです。
会長をはじめとして負けず嫌いのエンジニアがプロジェクトチームを結成して試行錯誤の結果、短期間ですが究極の減速機を設計・制作します。
言わばレーシングマシンのような研ぎ澄まさた性能重視のボール減速機が完成しました。
結果的に平歯車に勝利し冷蔵庫への挑戦もクリア出来ました。
”ロマンは歴史や伝統を超えることがある”
我々のスピリットがTVという媒体を通じて具現化出来た良い機会でした。
-
性能を追求した究極のボール減速機です。
-
エンジニアの知的好奇心を駆り立てます。
-
番組のセットにセットアップ中。
-
メンバーは息をのんで見届けます。
-
見事、冷蔵庫を持ち上げることができました。
-
戦いを終えて。
-
駅で見かける落下防止ホームドアに採用されました。
-
胴体の検査装置、翼の加工設備、塗装設備などに採用されました。
-
CTスキャン、MRI検査装置に採用されました。
ボール減速機をはじめ、パールデックスやTCGランナーなど。私たちの製品は“設備”で使用されることがほとんど。製造現場で使われる機械やロボットのことを指し、それらを構成する一部として採用されています。機械・電機業界を中心に幅広い業界で活躍しており、意外なところでも使われていますが…日常生活で直接製品を目にすることは、まずないでしょう。それでも、世の中において価値があることに違いはありません。


微小な星の位置を距離のあるスクリーンへ正確に投影するため、毎回寸分たがわぬ位置決め精度が求められます。



世界的なアミューズメントパークにおいて耐久性、信頼性、滑らかな動きが評価され実際に人が乗車する、事故があってはならない重要な部分に採用されています。



コンストラクターズタイトル4回、優勝回数52回を誇る名門チームのドライビングシミュレーターの車体旋回部に使用されチーム車両開発に貢献しています。



全国各地の気象レーダーの旋回、仰角の制御にノンバックラッシの減速機が活躍しています。



日本のすべてのメーカーのエンジンからシャシーまであらゆる生産設備に採用されています。



スマホカバーの研磨機に採用されています。今や生活の必需品となったスマホ。美しく滑らかな質感を実現するために当社のエレメントが欠かせません。



TCGは高い位置決め精度を有した回転そして直線の動きで高精度なタイヤ生産に貢献しています。



最新航空機の生産設備に採用され胴体、主翼の生産のキーとなる動作をTCGがになっています。



多数のメーカの前工程から後工程まで様々な部分にTCGが採用されています。高い位置決め精度、クリーン度が求められる環境下において当社の製品は他社との優位性を保っています。有機ELは成長市場であり、今後の需要が期待される分野です。



世界的に有名なメーカの製造設備に採用されています。TCGは高い位置決め精度、クリーンで低粉塵が求められる環境に最適な製品です。


郊外の会社だからと言って、福利厚生をおろそかにはしません。お昼は格安弁当があるので、必要に応じて利用してください。食後はご自由に。畳の敷かれた休憩室でTVを見ながらくつろいでも、会社で購入したボードゲームで遊んでいただいても構いません。卓球台で卓球を楽しむスタッフもいます。休日は同好会の活動が活発です。バドミントン、釣り、ツーリング、ボウリングなど、沢山あるので興味があれば是非。歓迎会、忘年会、家族を招いての周年記念パーティーなど、定期的にイベントもあります。“職場だけの付き合い”なんてドライな関係では、終わりません。

言うまでもありませんが、何かあれば仲間がいつでも助けます。年齢、職種、役職は関係ありません。ご覧の通り社長との距離も近いですから。教育体制も整えています。新入社員研修から始まり、工場実習でモノづくりの流れを習得。半年後にフォロー研修で振り返りも行います。役職毎の階層別研修を受講していただくことも可能ですし、全社員対象の研修もあります。更なる高みを目指すのであれば、事前申請のうえで社外研修へ参加していただいても構いません。資格も積極的に取得してください。いずれも費用は会社が負担しますので(資格取得は初回のみ会社負担)。
職種 | 2023卒 技術職(設計・開発・生産技術) |
---|---|
仕事内容 | ボール減速機や割出機器など、 経験を積むうちに思わぬ発想が浮かぶこともあるでしょう。 |
勤務地 |
<本社> ●周りは山。目の前はゴルフ場。 |
アクセス |
名鉄三河線「猿投(さなげ)駅」よりクルマで20分 ●「渋滞に巻き込まれる」「通勤ラッシュで満員電車に揺られる」 |
勤務時間 | 8:30~17:00 (実働7時間30分、休憩60分) |
給与 | 初任給 2023卒予定 |
諸手当 |
■出張手当 |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月・12月) |
休日休暇 |
完全週休2日制(土・日) |
保険 |
社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金) |
福利厚生 |
■制服支給 |
先輩出身校 |
愛知工業大学、中部大学、愛知大学、青山学院大学、金沢工業大学、岐阜大学、滋賀大学、静岡大学、島根大学、大同大学、名古屋外国語大学、名古屋工業大学、一橋大学、北海道工業大学、早稲田大学 他 |