ノンバックラッシの高精度機器メーカー|加茂精工株式会社

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HISTORY加茂精工の歴史・沿革

加茂精工の歴史

加茂精工株式会社の歴史は、今から三十数年前の1977年に始まりました。現会長の今瀬は三十二歳で脱サラし、自宅の庭に六畳の小屋を建て、製図板と机と電話を置き、それまで培ってきた機械設計技術を活かし「イマケン機械」と称して設計事務所を開設しました。開業後一年を過ぎたころより、いわゆる下請け仕事に強い不満を抱くようになると同時に、自主独立のメーカになることを決意し、自社製品の開発に挑みました。そして、空圧式割り出し装置「ミニデックス」を考案し試作に成功したのです。 以来、連綿と創業当時の「熱き想い」を進化させながら、加茂精工は独自の機械要素メーカとして成長して参りました。

1980年10月会社設立

創業と当時の工場の外観
創業と当時の工場の外観
1980年の10月、社名を「加茂精工株式会社」とし、資本金150万円で法人化しました。自宅の敷地内に十五坪総二階のプレハブ事務所兼工場を建てました。次第に注文が増加し、隣接地に十五坪のスレート工場を建て、数台の機械を導入して社内加工を開始しました。当時の社員数は社長の妻を含め5名でした。社長の出身地である美濃加茂市および創業地である豊田市の旧呼称が西加茂郡であったことから社名を加茂精工と名付けました。

1980年代ボール減速機開発成功

世界初のボール減速機を開発
世界初のボール減速機を開発
創業後5年が過ぎたころは、日本の高度成長に支えられ、業績は好調でした。隣地に八十坪の総二階の鉄骨工場を建てました。社員数は12名になっていました。 当時、時代は第二次ロボットブームであり、業界の要請であった新しいロボット用精密減速機を開発しようと、発明好きの社長は密かに決意しました。 1986年7月、試行錯誤の末、ついに世界に類のないボール減速機の試作に成功したのです。世界11カ国で特許を取得しました。1987年、ボール減速機の発売を開始しました。 ボール減速機の販売が軌道に乗り、1990年、当時の西加茂郡藤岡町(現・豊田市)に新工場を建設しました。旧工場の5倍の面積です。年商4億強、社員数は25名でした。設立10年目の、夢に支えられ後押しされた大胆な投資でした。

1990年代~海外進出 TCG(トロコイドカムギア)開発~

現在のロゴマーク
現在のロゴマーク
会社設立10周年を機に、樹木をデザインしたロゴマークをさらに枝葉を広げたものに刷新しました。そして新製品の開発意欲はますます活発になり「カムウィング」「パールデックス」など積極的に開発・発売していきました。 営業は各地で展示会を開催して販売に力を注ぎ、さらなる発展成長を目指して海外展開に挑戦しました。米国ボストン市のランシーシステムズと販売契約を結び、初めての海外展示会で加茂製品を出品して好評を博しました。 バルブ崩壊のこの時期、日本の景気はいま一つでしたが、独特な製品を武器に、加茂精工は後退することなく前進していました。そしてベンチャーキャピタルから1億円の出資を得て、次期新製品である「TCG」の開発と製造のために工場を建設し設備機械を導入しました。 1998年5月、初めての海外販売拠点をソウル市に開設し、2名の現地スタッフが活動を開始して本格的な海外展開が始まったのです。

2000年代ハイテク産業とグローバル展開

「TCG」は、ユーザの評価が大変良くて将来の拡販が期待できました。 韓国事務所の活動の結果、世界最大の液晶パネルメーカの製造ラインで加茂の「TCG」の採用が決定、有望なビジネスに発展しました。

そこで、直線駆動に続き、ノンバックラッシ円形ギア「TCGリング」を開発し発売を開始しました。自社製品の有用性に自信を持ち、さらに世界に販路を広げるべく、アメリカのミネソタ州の機械メーカ「ネクセン」社とTCGのライセンス契約を締結、米国および欧州に販路を開きました。韓国、アメリカ、そして2006年には新たに中国・南京市に拠点を設けグローバル化が進みました。
米国・欧州・中国へ進出
米国・欧州・中国へ進出
元気なモノつくり中小企業300社」に認定
元気なモノつくり中小企業300社」に認定
こうした加茂精工の独自性や躍進ぶりは、日本のモノつくり中小企業の範とされ、経済産業省の「元気なモノつくり中小企業300社」の認定、さらにモノつくり日本大賞優秀賞受賞などで高く評価されたのです。 2008年9月 リーマンショック。百年に一度の世界同時不況でした。しかし加茂精工は「TCG」の有用性、市場の拡大など将来の成長を固く信じて、同年、東京営業所の開設を断行し、さらに従来の3倍の生産能力を想定した「TCG」専用工場建設を決断しました。 新品川駅のホームドアやディズニーランドの楽しい新施設での「TCG」の採用など、新たな分野での採用が進みました。

2010年現在

加茂精工株式会社 工場
2014年1月、次の50年を見据え、創業34年間の区切りをつけ、世代交代を実施しました。 新社長のもと、新規有用な機械エレメントを創造提案して社会に貢献するとともに「世界中のエンジニアにKAMOブランドを広めたい」という熱い夢を胸に、「育てる・つながる・考える」を信条として、さらなる発展成長を目指して加茂精工は進化し続けています。 そして、2015年には設立35周年を迎え、新商品である「ベルトクローラ」や世界最薄を実現した減速機「PSR」の開発を進め、また基幹業務システムの刷新など積極的に成長の基盤を整え、世の中の役に立つ商品作り、企業作りに邁進しています。

沿革

  • 1980年10月
    現会長、産業用空圧機器の製造販売を目的に、資本金150万円で加茂精工株式会社設立所在地は豊田市柿本町
  • 1985年 5月
    資本金を600万円に増資、隣地に工場建設
  • 1985年 12月
    世界初の「ボール減速機」の試作に成功する
  • 1986年 1月
    山梨大学牧野洋教授、精密工学会にて、ボール減速機の理論発表
  • 1986年 7月
    ボール減速機の研究開発に対し、通産省より技術開発補助交付企業に認定される
  • 1987年 5月
    ボール減速機の商品化及び発売
  • 1988年 2月
    ボール減速機が第13回発明大賞考案功労賞を受賞
  • 1988年 10月
    ボール減速機がアメリカ特許を取得
  • 1989年 3月
    ボール減速機が平成元年精密工学会賞を受賞
  • 1990年 4月
    資本金を2,000万円に増資
  • 1990年 5月
    愛知県西加茂郡藤岡町に新本社、工場を建設し、全面移転する
  • 1991年 4月
    増産設備導入
  • 1994年 4月
    資本金を3,500万円に増資
  • 1994年 5月
    アメリカ・韓国・台湾市場開拓開始
  • 1994年 11月
    ボール減速機、科学技術庁長官賞受賞
  • 1995年 3月
    アメリカにて初の展示会開催(シカゴ展)
  • 1996年 3月
    ボール減速機が日本の特許を取得
  • 1997年 2月
    資本金を8,500万円に増資
  • 1997年 4月
    開発新工場建設、新商品開発開始
  • 1998年 1月
    直線駆動装置「TCGランナー」発売
  • 1998年 2月
    「ボールカム割出装置」が第23回発明大賞持田発明功労賞を受賞
  • 1998年 3月
    韓国ソウルに連絡事務所開設
  • 1998年 5月
    愛知県創活法企業に認定される
  • 2000年 1月
    「TCGランナー」日本国特許取得(5ヵ国取得済)
  • 2000年 12月
    本社隣地に工場用地取得
  • 2001年10月
    「TCGリング」発売
  • 2002年 1月
    「TCGランナー」が中日産業技術賞を受賞
  • 2003年 2月
    「TCGランナー」が第28回発明大賞考案功労賞を受賞
  • 2004年 2月
    愛知県「愛知ものづくりブランド企業」認定
  • 2005年 7月
    米国ネクセン社とTCGライセンス契約
  • 2006年 4月
    直交ボール減速機「CBR」発売
  • 2006年 10月
    中国南京に営業拠点、中国連絡事務所を開設
  • 2007年 6月
    経済産業省より、「元気なものづくり中小企業300社」に選ばれる
  • 2007年 8月
    ボール減速機が経済産業省主催の「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞
  • 2009年 8月
    第3工場建設、TCG生産増産強化
  • 2010年 6月
    薄型減速機JFR発売
  • 2010年 8月
    韓国KAMO FAを100%子会社化
  • 2011年 5月
    小型TCGランナーを発売
  • 2012年 4月
    TCG専用減速機「SFPシリーズ」を発売
  • 2012年 10月
    「TCG専用減速機SFPシリーズ」がグッドデザイン賞を受賞
  • 2014年 1月
    今瀬 玄太 代表取締役 社長 就任
  • 2014年 1月
    今瀬 憲司 取締役 会長 就任
  • 2015年 3月
    空圧式間欠割出機器「MDFシリーズ」を発売
  • 2016年 4月
    独自機構の直線駆動装置「ベルトクローラ」を発売
  • 2016年 6月
    NHK総合超絶 凄ワザ!SP「究極の歯車対決~小型モーターで冷蔵庫を持ち上げろ!」出演
  • 2016年 6月
    超薄型パンケーキ減速機「PSRシリーズ」を発売
  • 2017年 2月
    TCGカムリングとボール減速機をユニット化した「RGUシリーズ」を発売